神経病理学
Department of Neuropathology

研究目的

当研究室は、神経難病や脳形成異常をはじめとしたヒト神経疾患の解決を最終目標として研究を進めている。人体病理学を踏まえた実験病理学を基盤に据え、免疫組織化学や電子顕微鏡観察、生化学分析、分子生物学などを用いた多角的な研究を推進している。これによって原因不明の神経疾患の原因と病的機序を解明し、また神経栄養因子などの投与による神経病巣の修復を計って疾患の克服を目指す。

ヒト脊髄損傷 ヒト脊髄損傷。第5、第6頸椎間の脱臼(矢印)による。脊髄は、直接の障害部位(矢印)より遙かに広範囲に障害されて空洞化(三角印)している。麻痺した手足を動かすという、ヒト脊髄障害の修復・治療のためにはこの空洞部位を埋めて、上下をむすぶ神経路を再生させる必要がある。この研究に取り組んでいます。

アルツハイマー病脳を特徴づける老人斑や神経原線維変化の主要な構成成分であるベータ蛋白やタウ蛋白は正常脳にも存在していますが、アルツハイマー病では凝集して前者は細胞外に後者は神経細胞内に線維を形成します。これらの変化は加齢に伴い正常老人でも次第に進行することが知られており、その過程を解明することは、脳の老化過程に迫るばかりでなく、アルツハイマー病の治療法を見いだすために不可欠です。

図2 アルツハイマー病脳にみられる老人斑(青)、神経原線維変化(赤)とミクログリア(緑)。さまざまな細胞や分子が互いに関連しながら、これらの病変を形成していくと考えられています。

スタッフ

研究職員小柳 清光
河上 江美子
非常勤研究員朴 英善
客員研究員穴水 依人
橋本 智代
石原 好弘
伊藤 梅男
神谷 敏夫薬学博士
紀平 為子
黒岩 俊彦
松原 四郎
水谷 俊雄
望月 葉子
長尾 雅裕
中野 今治
緒方 謙太郎
岡澤 均
清水 俊夫
孫 立元
和田 学
山崎 峰雄